みんな虚像なんだから

そんな彼らが好きです

健くんとまっすーのアイドル像についてぜひ語っていただきたいです

私の中でアイドルは、「みんなのアイドル(彼氏)」でいようとする幻想タイプ、「プロのアイドル(職業)」でいようとする現実タイプの2タイプにざっくり分けられると思っています。ファンが望むアイドル像を崩さないでいてくれるのが幻想タイプで、自分が持つアイドル像が決してブレないのが現実タイプです。手越さんや中島健人先輩が前者で、三宅さんや増田さんは後者だと思っています。・・・・あくまで主観。
最初に健くんをアイドルだと意識したとき、手越さんと同タイプだと思っていました。2013年OMGコンでの銀テープに書かれたメンバーのコメントを読んだからです。「会えてよかった」「ありがとう」という当たり障りのない文面が並ぶ中、健くんのコメントはズバ抜けてアイドルでした。「今日のみんなが可愛すぎて帰したくない!」こんな上の世代にもまだ幻想アイドルがいたの!?!?と床の上を転げ回りたかったほど甘い衝撃でした。でも彼を知れば知るほど、あれ・・・?って思ったんです。彼は実は限りなく現実アイドルなのでは、と。
健くんはV6ではアイドル的要素を求められるポジションにいます。コンサートラストで投げキッスとウインクを会場に残してくれるような人です。「僕はアイドルなんだよ」とさらっと口に出す一方で、「テレビに出てる人なんてみんな虚像なんだから」と真顔で爆弾投げる人でもあります。
健くんのソロで「悲しいほどにア・イ・ド・ル」という曲があります。正直、曲だけを聴いたときはエフェクトかかりまくってて終始何言ってんのかわからなかったんですけど(おい)、歌詞を調べて、これだ、と思いました。三宅健という人はとことん「悲しいほどにアイドル」なんだ、と。「虚像とリアル その狭間でおれ生きていく」「気の利いたポーズ 軽快なトーク 誰でもつとまるわけじゃない」「華やかなこの世界で 愛や希望と夢を振りまいて 演じている自分も決して嘘じゃない」健くんはそういうアイドルなんだと思います。アイドルを演じている、と言ってしまうアイドル。そこに彼のプロ精神がある気がします。みんなが見ている三宅健は虚像であり、リアルであり、どちらも嘘ではない。みんなの望むアイドルでいてくれるようで、自分の中のアイドル像は決して曲げない人。
増田さんがプロのアイドルだと思うのは、先日の堂本兄弟なんかがそうでした。雑誌の取材でいろいろ話したあとに「あ、やっぱ今の載せないで。ファンの子が勘違いしちゃう言い方かもしれないから」というのが多い、と。「まっすーはNGが多い」とメンバーもよく言っていますが、ドキュメンタリーとかそういうとこに影響してくるんで、メンバー的にもファン的にも「まっすーの許可待ち」みたいなとこがわりとあります。自分の過去の恋愛話をまったくしないのも、世に出る自分の発言に細心の注意を払うのも、私生活を出すことを極端に嫌がるのも、増田さんの中にブレないアイドル像があるからだと思います。自分の中にある「増田貴久というアイドル」を何よりも大事にしている感じ。増田さんのそういうところが好きです。トイレに行くと何が出るんでしたっけ、マシュマロ?イチゴ??(どっちでもいい)そんなとこも好きだよ♡
手越さんも健人先輩も、ヘタすりゃステージから降りてファンのそばに来るようなイメージがあります。(あくまでイメージ。実際、健人先輩はわからんが、手越さんはあまり客席には降りない)ファンと手をつなごうとする感じ。なんなら頭なでる感じ。もっといけばチューすらする勢い。ファンはみんな彼女だって公言しちゃうのもバカっぽいですが、私はそんな甘ったるいバカが好きです。三宅さんと増田さんは、決してステージから降りてこないアイドルな気がします。なんなら客席とステージに絶対に越えられない壁すら見える。「おれはこういうアイドルだから、おまえらはそこで見とけ」的な。見てる~~~!!!!としかならないので、そんなプロのアイドルも好きです。どっちのアイドルも私は大好きです。